それは突然の出来事だった。
夜勤のため出社すると「これから本部の部長が来て面談だから。」と責任者から告げられた。
間もなく部長が来て一言、
「8月1日付で営業部に異動です。本社勤務になります。」
10日後に営業へ異動となった社会不適合肉体労働者の心境を記しておきたい。
今までの失敗とこれからの不安
異動を告げられた時の率直な感想は、嬉しさよりも驚きと戸惑いだった。
「あと10日しかない…」
「自分のような社会不適合者が営業……やっていけるのか…」
自分に自信が無くなってしまった…それは失敗の積み重ねによるものだと思う。
学生時代からただ何となく生きてきた。何となくでも生きてこれてしまった。
周りがこの高校に行くからそこへ進学し、
特にやりたいこともなく大学へ進学し、ダらけて留年。
コミュ障だし、思考力もないけど体力だけはあるから肉体労働系の会社へ就職。
でも社会は甘くなかった。
たとえ肉体労働系の仕事でも、思考力、コミュニケーション能力が問われる場面が多々ある。
私は今まで自分で考えることから逃げてきたため、思考停止に陥ってしまう。
周りの人は導き出せる考えが私にはできない。
そんな中、死ぬまで思考停止して肉体労働をやり続ける未来に絶望し、
転職することを決意した。
先輩や同級生に話を聞き、勉強を始めた。
20万円する教材も買った。(よくよく考えたら騙されていたと思う。)
でもダメだった。やり抜く覚悟が足りていなかった。
20万円の教材も無駄になったし、自分自身に絶望した。
「俺ってこんなに頑張れない人間だったんだな」
そのまま生活していく中で、夢中になれる趣味に出会えた。
働くモチベーションも趣味のための資金源と考えれば、なんとか保っていられた。
でも趣味の世界でも結果を出せていない。
理由は「仕事以外の100%を趣味に注いでいるか」
と問われたらYesとは言えないからだろう。
やはりどこかで妥協してしまう自分がいる。
大学を卒業してから失敗癖がついてしまっていた。
人生を変えたい!ワクワク感が高まってきた!
それでも私の良い所でもあり悪い所でもある超楽観主義が発動してきた。
「まぁ、なんとかなるっしょ!」
こんな感じだ。
なんだかんだ”営業”の仕事に憧れがあった。
”人にモノを買ってもらう”
商売の根底であり、現代人はほぼ全ての人が関わること。
純粋にその能力を高めたいと思った。
「コミュ障だから逆に苦手を伸ばすチャンスだ!」
どこからこのポジティブが出てくるのかは自分でもわからない。
でもやる気になった今、全力を注ぎたい!
やれるだけやってみよう!
これからのアクションプラン
異動まで10日を切った今、とりあえず身だしなみを整えることを始めている。
10日間で何かの能力をすごく高めることは難しいと考えた。
とりあえず形だけはそれっぽく。
あと一週間、できるだけ準備します!
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